2014年06月03日

製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ「ネクサバール錠」

本日、「製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ」のページに、
以下の情報を掲載いたしましたのでお知らせいたします。

ネクサバール錠200mg(以下、本剤)の肝細胞癌に関する臨床試験結果について
(バイエル薬品株式会社)
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201406_1.pdf

■肝細胞癌患者を対象とし外科的切除又は局所焼灼療法による
根治的治療施行後に術後補助療法として本剤を用いた第三相臨床試験の結果、
主要評価項目である無再発生存期間について、有効性が示されませんでした。

■本試験結果からは、外科的切除術又は局所焼灼療法による根治的治療後に、
本剤を術後補助療法として投与することは推奨されません。

■なお、根治的治療不能の肝細胞癌に対して肝動脈塞栓化学療法(TACE)を
施行した患者を対象に本剤を用いた第三相臨床試験の結果、
主要評価項目である無増悪期間について有効性が示されなかったため、
TACE後の患者に本剤を投与することも推奨されておりません。
(平成21年12月に本剤の製造販売業者であるバイエル薬品株式会社から
情報提供文書が配布されております。)
http://www.bayer-hv.jp/hv/tenpu_kaitei/pdf/0912nex.pdf

■本剤を切除不能な肝細胞癌患者に使用する場合には、引き続き本剤添付文書の
「効能・効果に関連する使用上の注意」をご確認いただき、適切な対象患者、
用法・用量を選択いただきますようお願いいたします。

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■これまでに掲載している
 「製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ」は
 http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/tekisei_kigyou.html
 よりご覧いただけます。
posted by ホーライ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 医薬品の適正使用に関する情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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